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Redwire 国際宇宙ステーションでヒトの半月板のプリントに成功

2023年9月7日、米Redwireは、国際宇宙ステーション(ISS)の3D BioFabrication Facility(BFF)で、ヒトの膝半月板の3Dバイオプリントに成功したことを発表した。米軍兵士の最も一般的な傷害の一つである、半月板損傷の治療改善の扉を開くものになるという。

バイオプリント半月板は、ISSに設置された同社のAdvanced Space Experiment Processor(ADSEP)で14日間培養された後、分析のためにSpaceX Crew-6ミッションに搭載され、地球に帰還した。

プロジェクトは、BFF-Meniscus-2調査の一環として、Uniformed Services University of the Health Sciences Center for Biotechnology(4D Bio3)と共同で行われている。同センターは、有望なバイオテクノロジーを研究し、戦闘員のために応用することを目的としている。

RedwireのExecutive Vice PresidentであるJohn Vellinger氏は、「これは人間の健康にとって重要な意味を持つマイルストーンとなる。半月板のような複雑な組織のプリントに成功したことは、信頼性の高いバイオプリントを大規模に行うための、再現可能な微小重力製造プロセスの開発へ向けた大きな一歩だ」と述べている。

Redwireは、ISS向けに20の研究施設を開発し、現在10の施設がISSで運用されている。同社は、有人宇宙飛行ミッションと低軌道(LEO)での商業的微小重力研究開発を可能にする重要な技術の生産を増やすため、インディアナ州に、ミッション・オペレーション・センターを備えた、最新微小重力実験装置開発施設を開設する計画を7月に発表した。

また、11月に予定されているISSへのSpaceX CRS-29補給ミッションでは、心臓組織のバイオプリンティング実験を含む、医薬品開発と再生医療に焦点を当てた微小重力研究用装置を打ち上げる予定だ。

fabcross for エンジニアより転載)

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