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再生中の曲のタイトルやカバーアートをLEDドットマトリックスに表示

Raspberry Pi Pico W搭載LEDドットマトリックスで、再生中の曲のタイトルやアーティスト名、収録アルバムのカバーアートなどを表示するプロジェクトを、Raspberry Pi公式ブログが紹介した。

YouTubeで公開されているデモ動画では、楽曲の再生中にアーティスト名や曲タイトル、カバーアートをドット表示したり、音楽に合わせてスペクトラムアナライザーが動作したりしている様子を確認できる。プロジェクトで使用されているPimoroniの「Cosmic Unicorn」は、32×32ピクセルのRGB LEDドットマトリックスにスピーカーとRaspberry Pico Wを搭載した製品だ。

AVRCP Cover Art

カバーアートのドット表示にはBluetoothプロトコルスタックの「BTstack」を使用しており、バージョン1.5.6でカバーアート表示をサポートする機能が追加された。

また、Bluetoothプロファイルのうち、AVRCPバージョン1.6で再生中の曲のカバーアートを表示する機能が実装されており、本プロジェクトではこの機能を利用している。AVRCPのカバーアート表示機能はAndroid 12/iOS 13以降で利用できるが、Android 12ではデフォルトで無効になっているため、開発者モードで有効にする必要があるようだ。

カバーアート画像の転送にはBluetoothのBasic Imaging Profile(BIP)を使用している。BIPは画像ファイルを転送先に適したサイズに変換して送受信できるプロファイルだ。元のサムネイル用JPEG画像ファイルのサイズは200×200ピクセルで、Cosmic Unicornより大きいため、JPEGライブラリーによって8分の1の解像度でデコードし、25×25ピクセルの画像としてドットマトリックスに表示している。

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