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Bambu Lab、工業用途に適したFFF方式3Dプリンターの最新機種「X1E」を発表

Bambu Labは、FFF方式の3Dプリンター「X1」シリーズの最新機種「X1E」を発表した。通信オプションやチャンバー内加温機能の追加、空気洗浄機能の強化など、工業用途向け仕様となっている。

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X1Eには、Wi-Fi機能に加え新たにイーサネットポートを搭載し、無線信号が不安定な場所でも安定した通信を確保する。また、WPA2エンタープライズ(EAP-PEAP/EAP-TLS/TAP-TTLS)によるWi-Fi認証や、手動オン/オフスイッチの搭載、オフクラウド運用への対応により通信セキュリティを向上した。

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チャンバー内の温度は最大60℃まで正確に制御できるようになり、ABSやPCフィラメントで起きやすい3Dモデルの反りの抑制や、レイヤーボンディングの改善などでプリント品質を向上する。ノズルの最高温度は320℃で、高機能フィラメントPPA-CF/GF、PPS、PPS-CFにも対応可能だ。

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AI(人工知能)アルゴリズム、LiDAR、コンピュータービジョンを搭載し、プリント不良を検知して自動で停止する。空気洗浄システムはG3プレフィルター、H12 HEPAフィルター、ココナッツシェル活性炭フィルターを組み合わせることで、プリント中に排出される微粒子やVOC(揮発性有機化合物)を除去する。

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高性能カーボンファイバーロッドを用いたCoreXYモーション構造、強固な本体デザイン、可動部品の軽量化により、プリントヘッドの最高加速度2万mm/s2、秒速500mmの高速移動が可能。強固な構造が高速でも安定した造形を保証し、振動や押し出し補正機能が高いプリント品質を維持する。

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自動フィラメント管理システム「AMS」を4台まで接続でき、最大16巻のフィラメントスプールを搭載したマルチカラー/マルチマテリアルプリントに対応可能。本体サイズは389×389×457mmで重さは16kg、AMS1台込みの希望小売価格は2699ユーロ(約42万8000円)となっている。

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