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木製筐体の自律移動型ロボット「Boomee」を開発

a-roboと日東ユメックスは、人や環境、地域社会との「協調」をテーマにした木製筐体の自律移動型ロボット「Boomee」を共同開発した。

日東ユメックスはさいたま市を本社とする精密加工メーカーであるが、この度、岩手県遠野市に新たな生産拠点を開設。人と環境に優しい、持続可能なものづくり現場を目指して、製造工程のDXに取り組んでいる。今回はその一環としてBoomeeの開発に参画した。

a-roboは、AI/ロボットを活用した自動化システムを手掛ける企業。中小製造業向けを中心に、画像処理から搬送系システムを開発する。

自然が豊かな遠野市は、木工業が地域産業として根付いている。その伝統や技術を生かし、「地域社会や自然環境との共生」というコンセプトに基づいて、同ロボットの木製筐体を遠野市内の木工企業に製作依頼した。

また、自律移動型である同ロボットは、従業員と協力し合うことで生産性を向上。労働環境も改善する次世代の工場を目指して開発した。木製筐体のデザインは、「現場従業員との調和」のコンセプトを反映させた。

その他、複数の機械とロボットの状態を中央システムで適切に管理できたり、アンカーレス化により自動化に必要な工数を軽減できたりといった特徴を持つ。

なおBoomeeは遠野市内で開催される「遠野しごと展」で、実際に稼働している様子の動画を公開する予定だ。

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