HDMIポートに差し込むだけで利用可能——ラズパイベースのスティック型PC「piPocket」
2023/11/20 06:30
Raspberry Piベースのスティック型PC「piPocket」がKickstarterに登場し、注目を集めている。
piPocketは、テレビやモニター、パソコンなどのHDMIポートに直接差し込むだけで使用できるデバイスだ。テレビやモニターを使用してNetflixやAmazon Primeなどのオンライン動画配信サービスのストリーミング再生や、Raspberry Pi OS/Ubuntu/LinuxなどのOS起動、「RetroPie」を使用したレトロゲームのプレイなど、さまざまな用途に応用できる。
64bit4コアのARM Cortex-A72を備えたRaspberry Pi Compute Module 4(CM4)を搭載し、最大4K解像度のデュアルディスプレイ構成をサポートする。ワイヤレス接続機能にも対応しており、最大4K60pのハードウェアデコード機能に加え、RAM 8GBのほか、HDMI、Micro SDカードスロット、USB-C、USB2.0などの入出力インターフェースを備えている。
電源供給とデータ転送はUSB Type-C経由で行い、USBマルチプレクサ—でUSB-Aポート×2とCM4 USBデバイスモードを切り替えることもできる。
piPocketの基本セットはドングル本体のみで、特別早期割引価格40ポンド(約7400円)で購入できる。Raspberry Pi Compute Module 4は含まれていないのでオプションとして追加する必要があり、オプション価格は34ポンド(約6300円)だ。日本への送料は15ポンド(約2800円)で、出荷は2024年2月の予定だ。
piPocketは2023年11月26日までクラウドファンディングを実施中だ。目標額500ポンド(約9万3000円)に対し、2023年11月14日時点で目標額の4倍を上回る約2万ポンド(約380万円)を集めている。