同製品は先代モデル（Micro）より精度が向上しており、品質検査向けに5μmの精度を提供する。同じ物品のスキャンでは同一のデータが得られ、スキャンごとの誤差は2μm未満に抑えている。また、Microでキャプチャー可能だったオブジェクトの18.5倍の体積までのキャプチャーに対応しており、計測可能なオブジェクトの最大サイズは200×200×150mmだ。極小から小型サイズのオブジェクトを対象に、品質検査やリバースエンジニアリング、法医学、貴金属、歯科などさまざまな用途を見込んでいる。

Artec Studioソフトウェアとの統合により、ワンクリックで効果的なスキャニングが可能だ。取得したスキャンデータを他のスキャナーから取り込んだデータとArtec Studioで統合し、オブジェクトやシーンの全体像の取得や、高解像度の写真と組み合わせたカラーモデルの作成などにも対応できる。検査、リバースエンジニアリング、CADへの変換など、さまざまな業務のワークフローをサポートする。