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使用後に植物が育つイタリア発のスマホカバー「iGreen COVER」

伊iGreenが作製したiPhoneカバー「iGreen COVER」が、2023年10月にローマで開催された見本市「Maker Faire Rome 2023」の「MakeITcircular」コンテストで第2位を受賞した。MakeITcircularは、循環型経済への意識向上を目的としたコンテストだ。iGreen COVERの原料には種子が含まれており、使用後、土に埋めて植物を育てることができる。

iGreenによると、世界中で毎年約10億個のスマホカバーが販売されており、ほとんどのプラスチック製カバーには、20グラムのリサイクルできないプラスチックが含まれている。これは1年当たりで2万トン以上になる計算で、分解するのに約500年かかる量だ。

iGreen COVERの主原料は、有機化合物であるコーンスターチで、土に植えられると、種子の栄養源となる。種子が育つにつれて根がコーンスターチを吸収するため、カバー本体はより速く分解され、土に還るというサステナブルなアイデア商品だ。現在「バジル」と「ワスレナグサ」、「デイジー」の3種類を展開中で、スマホカバーとしての基本性能である強度と柔軟性も両立しているという。

fabcross for エンジニアより転載)

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