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ステッピングモーターを制御可能なRaspberry Pi用拡張基板を販売

Indoor Corgi Elec.が、ステッピングモーターを制御できるRaspberry Pi用拡張基板「RPZ-Stepper-D」を販売している。

同製品は、1台当たり2台のステッピングモーターを駆動できる。モーターの位置や角度、回転数などを指示すると、自動で目標までモーターを動かしてくれる。ロボットアームやコンベアなどの製品に応用可能だ。

機能概要図 機能概要図

同製品はモータードライバー「TMC5240」を搭載しており、Raspberry Piから位置や回転数など指示を送るだけで、ドライバー側で自動的に加減速も計算してモーターを指定位置まで動かしてくれる。

速度領域に応じて加速ゾーンと減速ゾーン、それぞれ3つずつ指定できる他、低速回転時に振動と音を低減できる静音モード、32段階で電流値を変更可能な省電力モードなどの機能を搭載している。

また、モーター電流測定機能も用意されており、消費電力の測定や省電力機能の効果確認、バッテリーで動作させる場合の動作可能時間やモーターやドライバーICの発熱の見積もりが可能だ。

制御ソフトウェアとして、コマンドラインツールとPythonライブラリが付属。数行のコマンドおよびコードでモーターを回転できる。

対応電圧範囲は5Vから30Vで、一般的なステッピングモーターに使用可能だ。モーターとの接続にはJST製NHコネクター、電源との接続にはJST製VHコネクターをそれぞれ採用。いずれもロック機構付きで、モーターの振動があっても脱落する心配は不要だ。保護回路も搭載されており、逆接続、過電圧、過電流、過熱などの損害を未然に防げる。

RPZ-Stepper-Dはスイッチサイエンスにて販売し、価格は1万9800円だ(税込)。なお同製品には、ケーブルやモーター側のコネクター、Raspberry Piを付属しないため、別途用意が必要だ。

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