彫刻と切断、カラー印刷が1台で——レーザー加工機「ador」のプロジェクトが開始
2023/12/08 11:30
FLUXは「ador」のクラウドファンディングをGREEN FUNDINGにて開始した。
同製品は、1台で彫刻と切断、カラー印刷が可能なレーザー加工機だ。必要に応じて「ダイオードレーザー」「印刷」「赤外線レーザー」の3種類のヘッドを換装でき、さまざまな素材への加工が可能だ。解像度は1000dpi、最大彫刻速度400mm/秒で、高精細な彫刻や高速彫刻に対応できる。
10W/20Wのダイオードレーザーでは、彫刻と切断加工が同時に実行できる。また、赤外線レーザー(2W)は金、銀、銅など一般的な金属の彫刻に対応しており、アートワーク制作後に直接塗装も可能だ。
作業深さは最大で30mm(三角ブレード未使用時)、ワークスペースは430×300mm。オートフォーカスシステムに加え、レーザー加工時にエアブローが自動的にオンになるエアブローシステムや緊急停止ボタン、密閉設計など、安全性にも配慮している。
前面には5インチのタッチパネルが搭載されており、直感的な操作が実行できる。レンズカメラには8MPの高解像度魚眼レンズカメラを採用しており、クイックプレビューで素材の位置合わせをサポートする。さらに、別売りであるレーザー彫刻専用の空気清浄機「Beam Air」を用いれば、ブラシレスモーターと4層のフィルターによりレーザー彫刻時の有害な分子や臭気を防げる。
adorの本体寸法は637×488×226mm、重量は19kg。使用範囲は10Wダイオードが430×300mm、20Wダイオードが430×290mm、2W赤外線レーザーが430×282mm、印刷モジュールが430×270mmだ。
adorはGREEN FUNDINGにて2024年1月8日まで支援を募る。支援総額は、目標金額80万円に対し、2023年12月8日の時点で128万円8000円(154%)に達している。リターンの発送は2024年3月上旬以降を予定している。