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1m角エリアでの大型光造形がスピーディーに「iSLA1100D」を発表——Bfull

Bfullは、同社が提供する工業グレード光造形プリンター「ZRapid iSLA byBfullシリーズ」のラインアップに、デュアルレーザーを搭載した新機種「iSLA1100D」を追加した。

iSLA1100Dは1m角エリアでの造形が可能であり、SCANLAB(ドイツ)の製の高性能ガルバノスキャナーとともに2基の高出力レーザー(合計3000mW)を搭載する。シングルレーザータイプに比べて約1.5倍のプリント速度とスループットを実現している。1時間当たりの生産力は最大350g/hだ。

iSLA1100Dは、XY軸1000mm角のプラットフォームと600mmのZ軸を備え、大容量の造形スペースを確保している。また、パラメーターをプリセットすることで二次硬化処理が不要な設計となっており、精度±0.01mm以内の昇降式プラットフォームと高精度リコーティングシステムによる精密な寸法精度での造形が可能だ。

ZRapid iSLA byBfullシリーズは、iSLAシリーズを基に、Bfullが日本の製造業向けにパラメーターをプリセットして販売している。産業用大型光造形プリンターとしては比較的廉価で提供しているのが特徴だ。高出力レーザーと独自パラメーターにより二次硬化が不要で、サポート痕を最小限にする技術により研磨時間を削減でき、開発スピードを高速化できる。iSLAの最上位機種は「iSLA1900D」で、最大造形サイズはX軸1900mm、Y軸1000mm、Z軸800mm。装置販売と合わせ、Bfullが保有するノウハウを活かしたユーザーサポートも提供している。

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