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AI監視とクラウド機能搭載のカーボンファイバー対応3Dプリンター「Creality K1C」の予約販売開始

Shenzhen Creality 3D Technologyは、カーボン3Dプリンター「Creality K1」シリーズの新製品「Creality K1C」の予約を開始した。

同製品は600mm/秒の高速プリント(造形)や組み立て不要の特徴を受け継ぎつつ、エクストルーダーやフィラメントの互換性、AI監視カメラ、エアフィルターなどの追加によりアップグレードを図った。

プリントヘッドはカーボンファイバーのプリント向けに最適化されており、オールメタルのエクストルーダーキットをボルスタースプリングとボールプランジャーで強化している。ヒートブレークと統合されたノズル(ユニコーンノズル)は片手で交換可能で、PLA-CFやPETG-CFなどのカーボンファイバー(炭素繊維)配合フィラメントも取り扱える。

冷却システムもアップグレードされており、ホットエンドと冷却ファンのバランス調整により、ぐらつきやリンギングを抑制した。さらに、ユーザーエクスペリエンスの向上にも力を入れており、騒音が45dB未満となる静音モードや活性炭フィルターなどを搭載している。

新たに搭載されたAIカメラでは造形過程を監視し、エラー発生時には自動的に通知する。

ソフトウェア面も強化され、スライサーソフトとしてKlipperをベースにしたCrealityOSやCrealityPrintを提供している。LAN経由でプリントファームを管理できる他、CrealityCloudを活用することで、3Dモデルを使用したクラウドプリントも可能だ。

Creality K1Cは同社Webサイト「CrealityStore」やAmazon、正規代理店を通じて予約販売を開始する。CrealityStoreでは早期購入者特典として、5%割引となる8万616円(税込)で販売する。

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