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ソーラーパネルとラズパイを活用——オフグリッドの教育イニシアチブ「SolarSPELL」

アメリカのアリゾナ州立大学(ASU)は、ソーラーパネルとRaspberry Piを活用したオフグリッドの教育イニシアチブを推進している。

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「SolarSPELL」と名付けられたこの教育イニシアチブは、太陽光発電とオフライン技術を用い、オフグリッド環境でも利用できる無料のデジタルライブラリを提供するものだ。インターネットや電力インフラが整っていない地域でも豊富な教材ライブラリにアクセスでき、子どもの教育機会の平等な世界の実現を目指す。

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SolarSPELLで中心的な役割を担うのが、「Raspberry Pi 3」とソーラーパネルを搭載した丈夫なポータブルデバイスだ。Raspberry Pi 3がオフラインのワイヤレスホットスポットとして機能し、オンライン体験のようなデジタルライブラリを提供する。また、2023年8月には、Raspberry Pi 3のGPIOに直接接続できる、独自設計のソーラーパネル対応チャージコントローラーを発表している。

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デジタルライブラリには、Wi-Fi機能を備えたスマートフォン、タブレット、ノートパソコンなどを使ってアクセスでき、オフラインでありながらインターネットに接続しているかのようにリソースのブラウジングができる。アクセス可能なデジタルライブラリは480種類、リソースは4万5000を超え、TEDx、LEGO、国際的な教育機関、セサミストリートなどがローカライズされた教育コンテンツを提供している。学習者向けだけでなく、同イニシアチブの協力者向けトレーニング用コンテンツも提供する。

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