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鳥の送電線衝突を低減する、ダイバータ自動設置システムを開発

米Preformed Line Products(PLP)とFulcrumAirは、鳥が送電線に衝突するのを防ぐ鳥類飛来ダイバータ(BIRD-FLIGHT Diverters)を自動で装着するシステムを開発し、カンザス州で初めて実装した。ダイバータを送電線に所定の間隔で設置することで送電線の視認性を高め、鳥の衝突リスクを低減することができる。

具体的には、Mini LineFlyと名付けたドローンが送電線の上を飛行し、ダイバータを送電線に巻き付ける装置をケーブルでつないで牽引するという。このシステムを使ったダイバータの実装は、米中西部に600MWの再生可能エネルギーを届けるHigh Banks Wind Projectの中で行われ、カンザス州のマーシャル、リパブリック、ワシントン各郡にまたがる75マイル(約121km)345kVの送電線に約1万5000個のダイバータが取り付けられた。

FulcrumAirのCEO、Patrick Arnell氏は「われわれのミッションは、人材不足の解消や、より安全な労働環境の提供、プロジェクト全体の効率化といった、セクターが直面している課題を支援する機器を開発/運用することだ」と強調した。

fabcross for エンジニアより転載)

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