Printables Storeは、同社が運営するコミュニティサイト「Printables.com」の新サービスとして開設。2023年8月に開始したサブスクリプションサービス「Printables Clubs」に続き、クリエイターがより収益化しやすい環境を提供する。

Printables.comのコアとなるコンセプトは、メイカーが必要とする3Dプリントモデルをすぐに見つけられるプラットフォームの実現だ。フリー3Dモデルライブラリを維持しながら、高品質な有料モデルを増やすことで、クリエイターとメイカー両方の利便性の向上を図る。

すべてのユーザーは有料3Dモデルを出品できるが、基本的なルールとして、最初はユーザー1人につき1点のみの出品に限定する。1点のモデルが5以上売れると5点の出品が可能になり、さらに合計25以上売れると10点の出品ができるといった具合に、販売数に応じて出品可能点数が増える仕組みとなっている。また、最低販売価格を5ドル（約740円）に設定するなど、これまでフリーで入手できていたモデルや、1つのモデルから派生したモデルが数セント程度で大量に出回るのを防ぐ。

定期的に作品を発表するクリエイターにはPrintables Clubsが、完成までじっくり時間をかけたいクリエイターにはPrintables Storeが適しているが、どちらにも通用する場合は両方のシステムに出品できる。クリエイターは、同プラットフォームを利用することでビジネスチャンスを拡大でき、メイカーは欲しいモデルを簡単に見つけられると同時に、お気に入りのクリエイターを支援できる。