秒速600mmの高速造形——Afinia 3D、FFF方式3Dプリンター「QD330」発表
2024/03/26 06:30
Afinia 3Dは、秒速600mmの高速造形ができるFFF(熱溶融積層)方式3Dプリンター「QD330」を発表した。
QD330は、堅牢なオールメタルフレームのCore-XY構造を採用し、2万mm毎秒の加速度、秒速600mmの高速造形が可能。また、振動補正技術やオートレベリング機能、デュアル冷却システムなどを搭載、安定した造形を実現している。
チャンバー内で空気を循環させる方式と、外気を取り入れ外に排出する方式のデュアル冷却システムを採用。どちらのエアー排出口にも二重層フィルターを装着しており、クリーンな作業環境を持続する。さらに、動作騒音50dB以下と静音性にも優れている。
最大造形サイズは220×220×220mm、ノズルの最高温度は280℃、ビルドプレートの最高温度は110℃。標準のノズル径は0.4mmとなっており、オプションで0.25/0.6/0.8mmも用意する。両面フレキシブルPEIスチールのビルドプレートは、最適な接着力を備え、3Dモデルを簡単に取り外しできる。フィラメントはPLA、PETG、TPU、ABS、ASA、PLA-CF、PETG-CFをサポートする。
他にも、リモートカメラモニタリングやフィラメント切れアラート、停電復帰、自動シャットダウン機能などを搭載し、安定した連続運転を支援する。本体のタッチスクリーンから操作し、USBメモリ、Ethernet、Wi-Fi接続に対応する。本体サイズは380×400×453mmで、重さは20.1kg。公式Webサイトでの販売価格は649ドル(約9万7500円)となっている。