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3Dプリント技術による、坐骨への圧迫を軽減できるサドルが発売

スペシャライズドが、3Dプリント技術を活用して圧迫を最大28%軽減する自転車用サドル「S-Works Phenom with Mirror」を発売した。

同サドルは、長い全長とフラットな形状が特徴の同社Mirrorシリーズの3製品目となる。振動吸収性に優れたカーボンシェルを凹形状にし、多数のストラットとノードを持つ3Dプリントによって多くの変形量を確保した。この構造を超高解像度の圧力マッピングで測定したところ、坐骨にかかる圧迫が従来のフォームサドルと比較して最大28%軽減することが分かった。

恥骨下枝で体重を支え、かつ血流を妨げないカットアウトを採用することで、デリケートゾーンとその周辺への圧迫を緩和。これにより血流を保つことができ医学的な問題の発生も防ぐことができるという。

素材には、しなりを調整した凹型フルカーボンシェルと7×9mmのカーボンレールを採用。軽さと耐久性を両立させた。

S-Works Phenom with Mirrorは、143mm(重量223グラム)と155mm(重量227グラム)の2サイズを備える。それぞれの価格は5万5000円(税込)で、同社オンラインショップで販売中だ。

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