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量子コンピューターを体験しよう——エミュレーターデバイス「Quokka」

量子コンピューターのエミュレーターデバイス「Quokka」がKickstarterに登場し、目標額の調達に成功している。

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Quokkaは、量子コンピューターの学習と実験ができる、30量子ビットのパーソナル量子コンピューターエミュレーターデバイスだ。次世代の科学者やエンジニア、イノベーターの育成と、実用化への期待が高まっている量子コンピューターへのアクセス拡大を目的としている。

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コンパクトな外観ながら、30量子ビットコンピューターと同じ動作で量子プログラムの受け取り、実行、結果の出力が可能。量子デバイスエミュレーターは、エラーが出やすく忠実な量子プログラムの実行が難しいとされるが、Quokkaは量子コンピューターの動作の忠実なエミュレートができるとしている。

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Quokkaを電源に接続すると、正常な起動とブートの進行を示すため、底面の周囲に配列されたブルーのLEDが点灯する。起動後はイエローのLEDが点灯してWi-Fi接続が可能な状態になり、専用アプリとペアリングするとイエローのライトの点滅に変わる。専用アプリからQuokkaの管理やシェア、リアルタイムでの診断情報の確認ができるほか、OTAアップデートにも対応する。

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3階層からなるリテラシープラットフォーム「Quokka Basic」、「Quokka Advanced」、「Quokka Stories」の構築を現在進めている。Quokka Basicは、回路シミュレーター、「Jupyter Notebook」、ブロックベースのプログラミング環境の3つのプログラミングインターフェースを提供する。Quokka Advancedは、レッスン、チュートリアル、コミュニティプロジェクトなど、量子コンピューター学習向けの包括的なライブラリーコンテンツを、Quokka Storiesは、教育カリキュラムやSTEM学習向けのストーリーベースのレッスンを提供する。

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Quokkaは、今なら数量限定10%割引価格535豪ドル(約5万4000円)で入手でき、「Quokka Cloud」、Quokka Basic、6カ月のQuokka Advancedへのアクセス権限が付与される。出荷は2024年8月の予定で、日本への送料は80豪ドル(約8000円)だ。2024年4月19日までクラウドファンディングを実施しており、4月9日時点で1万豪ドル(約100万円)の目標額を大きく上回る約6万4000豪ドル(約643万円)を集めている。

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