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入力した日付の月の満ち欠けを光と影で表現するデスクトップディスプレイ型ガジェット

Raspberry Pi Pico Wとモーター制御ボードを搭載し、指定した日の月相を光と影で表すデスクトップディスプレイ型ガジェットをRaspberry Pi公式ブログが紹介した。

このガジェットは、自分の誕生日や結婚記念日など特別な日の日付をテンキーで入力すると、半月や三日月などその日の月の満ち欠けを光と影で表現する仕組みだ。

Moon Phase Display

本体ケースは木材またはアクリルをレーザーカットして組み立てるようになっており、ディスプレイ部には月のように見えるボール形ランプシェードを切断して設置している。その内側にはLEDライトと回転シャフトがあり、半球形の部品がシャフトに取り付けられている。本体ケースの前部には入力デバイスであるテンキーパッドと、入力した数値を表示する7セグLEDディスプレイを備えている。

Moon Phase Display

テンキーを使って日付を入力すると、Raspberry Pi Pico WはAstronomy API経由で指定した日付の月齢に関する情報を取得し、モーターがシャフトを回転させる。内側からLEDライトで照らされる半球形部品は外側のランプシェード上に影を落とすことになり、光と影によって月相をシミュレートする。テンキーやLEDディスプレイ、ステッピングモーターは、「Kitronik Robotics Board for Raspberry Pi Pico」で制御している。

YouTube動画では組み立て方法に加え、Astronomy API経由で指定した日付の月齢データを取得する方法についても紹介している。ソースコードと3Dプリントする部品のSTLファイルはGitHubで公開されており、ガジェットの解説ページでは使用した材料のリストやGPIO配線図も掲載している。

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