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Arduino、学生向けPLC学習教材キット「PLC Starter Kit」を発表

Arduinoは、さまざまな機械の制御に使用されているPLC(Programmable Logic Controller)について学習できる「PLC Starter Kit」を発表した。

PLC Starter Kitは、産業オートメーションについての理論知識と実践とのギャップを埋めることを目的として、特に製造業で働くことを考えている学生のために作られたキットだ。産業用IoT機能を搭載したマイクロPLCと、入出力シミュレーターを組み合わせることで、実際の産業オートメーションプロジェクトをシミュレートするプログラムを設計し実装できる。

このキットに含まれるマイクロPLCは、既存の「Arduino Opta WiFi」をベースにしており、STM32H747XIデュアルコアArm Cortex-M7 +M4 MCUを搭載している。リアルタイム制御、監視、さまざまな用途での予知保全が可能だ。

Arduino PLC Starter Kit

また、デジタル入出力シミュレーターはカスタム設計されており、実際の状況を反復再現して学習できる。入力シミュレーターの「DIN Simul8」はトグルスイッチ8個と電源制御を、出力シミュレーターの「DIN Celsius」は抵抗アレイと温度センサーをそれぞれ搭載している。

PLC Starter Kitには、統合開発環境「Arduino PLC IDE」や「Arduino IDE 2」も含まれている。さらに、無料の20時間レッスンコース「Explore PLC」も用意されており、PLCの歴史やModbus RS-485通信、産業用シミュレーションシステムとの統合方法などについて学習できる。

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