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どこからでもラズパイのデスクトップが見られる——Raspberry Pi財団、ブラウザーを使うリモートアクセスサービス「Raspberry Pi Connect」ベータ版をリリース

Raspberry Pi財団は2024年5月7日、「Raspberry Pi Connect」のベータ版をリリースした。

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Raspberry Pi Connectは、ウェブブラウザーを使って、Raspberry Piのデスクトップにセキュアなリモートアクセスを可能にするサービスだ。

利用に際しては、同財団の公式サイトで、「Raspberry Pi ID」を作成する必要がある。その後、Raspberry Pi Connectをインストールし、Raspberry Pi IDでログイン、登録した端末を選択してセッションが開始されると、当該デスクトップが表示される。画面右上にある「Copy from remote」「Paste to remote」ボタンは、ホストとリモート間でのコピーペーストに利用できる。

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サポートするRaspberry Piだが、OSはWayland window serverを使うbookwormの 64bit版となる。モデルとしては具体的にはRaspberry Pi 5、Raspberry Pi 4またはRaspberry Pi 400で、Waylandより前のX Windowを利用するbullseyeなどレガシーOSはサポートされていない。また、現時点ではSSH接続をサポートしていないようで、Raspberry PiにSSH接続して利用しているユーザーは留意されたい。

 
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なお、デバイスへの接続はPeer-to-peerまたはrelayed connectionが選べるが、リレー接続を選択した場合、イギリスにあるTURNサーバー1台のみが提供されているため、トラフィックの状態によっては接続に問題が生じたり、ネットワーク設定の変更が必要になる可能性がある。財団はトラフィックの状況は注意深く観察するとしているが、当面は無償でベータ版を利用しているという前提での利用、コミュニティへの配慮が必要だろう。

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