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Materialise、産業用3Dプリンティング向けポリアミドベースの新材料3種類を発表

Parts Materialise 3D printed with PA 11

ベルギーのMaterialiseは、産業用3Dプリンティング向けに、ポリアミドベースの新たな材料3種類を発表した。

HPのマルチジェットフュージョン方式用材料にポリアミド12Sベースの「HP PA 12S」とポリアミド11ベースの「PA 11」が、FFF(熱溶融積層)方式用に炭素繊維強化ポリアミドベースの「PA-CF」がポートフォリオに加わった。これにより、顧客の多様なニーズ対応する合計38種類の材料ラインアップの提供が可能になる。

同社がポリアミド12Sのアーリーアダプターとして製品化したHP PA 12Sは、ボリュームプロトタイピング向けの強力なオプションとなる。また、高い表面品質が求められるパーツや後処理の最小化のニーズにも応えるほか、高いレベルのディテールやサイズの精度により、工業向けアプリケーションに適用できる。

PA 11は生体適合性や耐久性、柔軟性など、さまざまなメディカル技術アプリケーションに適したユニークな特性を備える。また、優れた性能と信頼性により、装具や義肢、医療機器などに活用できる。PA-CFは、軽量かつ高強度が求められるパーツに適しており、産業機械や航空宇宙、自動車などの分野で金属に代わる素材としての採用を狙う。

近年では3Dプリンティングの活用がグローバルに加速しており、製品開発やカスタマイゼーション、サプライチェーンマネージメントに新たな可能性をもたらしている。同社はポートフォリオを拡張することで、広範な産業におけるシリアル生産やプロトタイピングなど多様な用途向けに、3Dプリンティング技術の活用を促進する。

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