Creality、マルチカラー対応FFF方式3Dプリンター「K2 Plus」など新ラインアップを発表
2024/05/15 06:30
Crealityは、創業10周年の記念イベントを開催し、FFF方式3Dプリンター「K2 Plus」を含む新ラインアップを発表した。「A Decade and Beyond(10年とその先)」をテーマにしたイベントには約300人が参加し、これまでの実績を称えるとともに、さらなるイノベーションへのコミットメントを再確認した。
「K」シリーズの最新機種として発表したK2 Plusは、最大350×350×350mmのモデルを造形でき、「Crealityフィラメントシステム(CFS)」と組み合わせることでマルチカラー造形に対応する。CFSはRFIDタグを使いフィラメントの識別と管理ができ、造形モデルに応じて最適な素材と色、重量の組み合わせを選択する。
またCFSは、密閉設計による脱出防止機能や、温度と湿度の表示用ディスプレイを搭載。1台につき1kgのフィラメントを4本収容でき、最大4台のCFSユニットを接続して16色の造形に対応する。K2 Plusの単体およびCFSとのセットは、2024年7月31日の発売を予定している。
2024年の初めに発売したFFF方式3Dプリンター「Ender-3 V3」のアップグレードモデルとして発表した「Ender-3 V3 Plus」は、最大造形サイズ300×300×330mmで、CoreXZ構造により秒速600mmの高速造形が可能。堅牢なオールメタルフレームとサポートロッドが安定性を向上し、強力なY軸モーター×2基、ダイレクト押し出しシステム、一体型トライメタルノズルなどが造形の成功率を高める。
光造形3Dプリンター「HALOT-MAGE」シリーズの新機種として発表した「HALOT-MAGE S」は、10.1インチ14KモノクロLCDスクリーンを搭載し、「Dynax+」モードによる時速150mmの造形時でも高精細な出力が可能。また、均一な一体型光源を採用することで0.02~0.09mmの高精度な造形ができ、スピード重視の「Pictor」フィルムやリモート操作対応のスマートHALOT OS、空気清浄機の内蔵などにより、造形速度と操作性、環境性を向上している。