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3Dプリントの後処理を省力化——ペン型小型電動サンダー「MateNova M3」

ペンのように手に持って使える小型電動サンダー「MateNova M3」がKickstarterに登場し、目標額の調達に成功している。

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MateNova M3は、3Dプリンターで造形したモデルの後処理研磨などが簡単にできるペン型の電動サンダーだ。手間と時間のかかるヤスリがけを電動化することで、約20倍の効率化が可能だとしている。

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MateNova M3の本体には、握りやすく疲れにくいエルゴノミックデザインを採用し、スタートボタンとディスプレイ、充電用USB Type-Cポートを搭載する。ボタンを押すだけで作動でき、ディスプレイを通じてオペレーションの状態の把握や加工ニーズに適した調整が可能。8種類の研削ヘッドを用意しており、モデルの形状に応じて広い箇所の研磨から、狭い場所へのピンポイント修正まで対応できる。

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研削ヘッドに取り付ける3M製のヤスリは、♯180/260/400/600/800/1000番手を提供する。最も目が粗い♯180は短時間で粗い表面加工ができ、最も目が細かい♯1000はスムーズな表面仕上げに適している。ヘッドは水平方向に往復運動するが、裏面ノリ付き紙ヤスリは丈夫かつ耐摩耗性を備え、作業中にズレたり落ちたりしないため作業に集中できる。

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1分間で800/2000/3800回の往復運動ができ、最長20分の連続運転が可能。樹脂以外にも木材の表面加工や、金属のサビや汚れ落としなどにも使える。本体のサイズは168×18×20mmで重さは65g、容量280mAhのリチウムイオンバッテリーは15分でフルチャージでき、過負荷保護機能を備える。

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MateNova M3は予定小売価格99ドル(約1万5400円)のところ、今なら数量限定早割価格697香港ドル(約1万3800円)で入手できる。充電用ケーブル、紙ヤスリ×1セット、8種類の研削ヘッドが付属する。出荷は2024年8月を予定し、日本への送料は78香港ドル(約1550円)。2024年5月27日までクラウドファンディングを実施しており、5月21日時点で目標額の1万香港ドル(約20万円)を大きく上回る約22万2000香港ドル(約446万円)を集めている。

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