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GPSデータで自動車の性能統計を測定追跡——GPSトラッカー「RaceBox Micro」

GPSトラッカー「RaceBox Micro」がKickstarterで出資を募っており、キャンペーン開始後3日足らずで目標額の調達に成功するほど、人気を集めている。

RaceBox Microはu-bloxのアンテナ内蔵GNSS/GPSモジュール「SAM-M10Q」を搭載しており、25Hz GPSに対応している点が特徴だ。25Hz GPSにより精度は8cm程度を誇り、1ミリ秒以下で99.5%という精度での測定により、正確なリアルタイムトラッキングができる。

RaceBox Micro

本体には、高感度の加速度センサーとジャイロスコープも組み込まれており、車両の旋回や傾きなども高精度で確実に捉えられ、急激な動きや振動も正確に追跡できる。その他に、GPS信号強度やBluetooth接続、電力レベルなどを確認できるLEDインジケーターを4個搭載。また、ArduinoやRaspberry Piなどのプラットフォームとの互換性もある。

RaceBox Micro

独自のスマートフォンアプリ「RaceBox」には複数のモードを搭載。Lap Timerモードでは、速度や重力加速度のグラフ、区間(セクター)時間などで各ラップの分析や2回分のラップ比較などが可能だ。Drag Timerモードでは目標時間、速度や重力加速度に加え、温度や傾斜なども測定可能。ランを比較して改善すべきエリアを把握し、効果的に成績向上を目指せる。さらに、単独記録モードでは端末ストレージに直接データを保存でき、最大5時間分のデータを記録できる。また、スマートフォンを横向きにして使用するモードもある。

RaceBox Micro

RaceBox Microのサイズは25×40×12mm、重さは15gだ。APIに関するドキュメントをオンラインで無料公開しており、GPSデータは、独自プロトコルに加えてNMEA標準プロトコルにも対応している。

RaceBox Microの早期割引価格は89ドル(約1万4000円)。日本への送料は19ドル(約3000円)で、出荷は2024年7月を予定している。

RaceBox Microは、2024年5月30日までクラウドファンディング中だ。目標額2万5000ドル(約390万円)に対し、2024年5月23日時点で目標額を上回る約9万3000ドル(約1459万円)を集めている。

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