スタックチャン（公式の表記は半角カタカナ）は、2021年から「ししかわ」氏が開発および公開しているオープンソースのロボット。今回アールティが、小型のロボットを学びたいユーザー向けにスタックチャンを製品化。量産型の開発および製造はM5Stackに依頼し、OSS版の設計をリスペクトしながら、アールティのコンセプトに沿った仕様変更や量産に適した形状変更などを施した。

同製品の本体寸法は65×54×70mm、重量は約145g。マイコンボードとしては、M5Stack CoreS3 SoCを採用したEspressif ESP32-S3を使用。320×240画素のIPS液晶と、30万画素カメラ、照度＋近接カメラやIMU（3軸ジャイロ計と3軸加速度計）、デュアルマイクなどを搭載している。

スタックチャン　アールティVer.は、組み立て済み製品である「完成品版」の価格が6万3800円、ユーザー自身で製作する「DIY版」が4万9500円だ（価格は全て税込み）。