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台車ロボットの自律走行機能に対応した「@mobi」のハードウェアセットが販売

ヴイストンは2024年6月6日、台車ロボット向けのソフトウェアパッケージ「@mobi(アトモビ)」に対応した、台車ロボット用のハードウェアセットを発売すると発表した。

@mobiは、台車ロボットの自律走行機能に対応したソフトウェアパッケージだ。今回販売するセットは、@mobiを開発したパナソニックアドバンストテクノロジーと共同で開発。台車ロボットの高度な自律走行に必要なハードウェアがセットされている。内容はROS PC(適合するバージョンが付属)、拡張機器用電源基板、LRFオプション(車両前方に1個搭載)、IMU、USBハブ、固定板金。台車ロボット本体および@mobiのソフトは、ユーザーが別途用意する必要がある。

このハードウェアセットはヴイストンの公式Webショップ「ロボットショップ」で受注生産品として販売され、価格は46万2000円(税込)だ。ヴイストン製の研究開発用台車ロボット「メガローバーVer.3.0」「メカナムローバーVer.3.0」購入時の専用オプションとなる。

@mobiの各機能はWebブラウザー上のGUI、またはAPIを通じて提供する。同一ネットワーク内であればPCやスマートフォンからの操作にも対応する。

@mobiは、独自の高精度LiDAR-SLAMを搭載している。静止時5mm、動作時10mmの精度で動作し、gmappingより高精度で地図を作成できるという。GUIでゴール位置と複数の経由点を設定し、それらを結ぶ経路を作成する機能も搭載。走行開始ボタンをクリックするだけで、設定した経路に沿って台車ロボットを自律移動させられる。さらに、リアルタイムの障害物検知機能も搭載し、障害物を検知すると自動的に一時停止し、別の経路を自動で生成する。

@mobiはROS Noetic環境上で動作し、ユーザーのROS開発環境への組み込みも容易だ。REST APIも公開しており、ROS以外のシステムからも台車ロボットの制御が可能だ。

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