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RP2040マイコンで制御するダンスパーティー用LED電飾ドレスを作ってみた

RP2040マイコンを使用したLED電飾パーティードレスをRaspberry Pi公式ブログが紹介した。

米カリフォルニア州の私立校でコンピューターサイエンスを学んでいたAngelina Tsuboi氏は、正装して参加する卒業間際のダンスパーティー用に、LED電飾ドレスを制作することにした。しかし、パーティー直前は学業で非常に多忙だったため、ドレス制作はわずか4時間という限られた時間内での作業になったとのことだ。

Constellation LED Glow Up Prom Dress

星座をかたどったデザインのカスタムNeoPixel PCB8枚とLEDストリップに加え、RP2040を2枚使用しており、ドレスのポケットに収納した充電式バッテリーからシステム全体に電力を供給している。

Constellation LED Glow Up Prom Dress
Constellation LED Glow Up Prom Dress

まず、はんだ付けしてデイジーチェーン接続したNeoPixel PCB8枚をRP2040と接続し、紫色で点灯するようにプログラミング。別のRP2040にカラーアニメーションをプリロードしてLEDストリップを接続し、それぞれのRP2040がPCBとLEDストリップを個別に制御する仕組みだ。配線完了後、バッテリーと接続して動作確認をした。

Constellation LED Glow Up Prom Dress

Tsuboi氏によると、LEDストリップとPCBをドレスに固定させるには、通常の接着剤や布用接着剤では接着力が弱いので、瞬間接着剤の使用を勧めている。ただし、瞬間接着剤を誤った所に塗り過ぎてしまうとドレスの生地同士がくっついてしまうので注意が必要だとしている。

制作時間に余裕がなかったため、Tsuboi氏はNeoPixel PCB用に単色のアニメーションしか試せなかったが、コードを修正して異なる色やアニメーションを使うことも提案している。将来的には、RP2040を1枚だけ使用し、NeoPixel PCBとLEDストリップの両方を接続するように改良することも考えているようだ。

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