Raspberry Pi 5はRaspberry Piの最新版で、販売中のメモリ容量4GBと8GBのモデルに今回メモリ容量2GBのモデルが加わる。SoCはBroadcom BCM2712D0で、上位モデルのRaspberry Pi 5が搭載するBCM2712C1に対して、Raspberry Piで使用していない回路を廃止するなど最適化したバージョンだ。メモリ容量の削減と合わせ、4GBモデルの60ドルに対して2GBモデルは50ドルと、基本機能はそのままで安価化を実現した。

Raspberry Pi 5は、先代のRaspberry Pi 4と比べてCPU性能は2～3倍、GPU性能も向上、I/Oコントローラー「RP1」の搭載により、カメラ／ディスプレイ／USBなどのインターフェース機能が向上し、PCIe2.0にも対応する。電源ボタンを標準搭載し、別売りのHAT接続によるM.2コネクターのストレージの搭載が可能だ。

日本の正規代理店各社も発売準備しており、スイッチサイエンスのオンラインショップでは、価格9790円（税込）となっている。