カーボン3Dプリンターに金属造形機能を追加——「FX10 Metal Kit」発表
2024/08/29 10:00
マークフォージドが、同社カーボンファイバー3Dプリンター「FX10」に金属プリント機能を追加するオプション「FX10 Metal Kit」を発表した。
FX10 Metal KitをFX10に導入すれば、1台の3Dプリンターでカーボンファイバーと金属の両方の造形に対応できるようになる。
同オプションキットは金属専用プリントヘッド、金属マテリアル供給チューブ、デュアル押出機を含む交換可能な統合プリントエンジンで構成している。SUS316Lステンレスに対応しており、近々SUS630ステンレスにも対応する予定だ。通常のカーボンファイバーのプリントシステムからの切り替え作業は15分程度で完了するという。
金属プリントの際には、金属フィラメントとセラミックリリースフィラメントを使用。リリースフィラメントによりパーツとサポート材の分離が容易になる。また、精密な金属パーツとして完成させるためには、別途付帯設備「Wash-1」および「Sinter-2」によって脱脂、焼結する必要がある。