OMMには、Form 4シリーズのマスク式SLA（MSLA）方式に対応する、新たなカスタムレジンを追加。ユーザーは、サードパーティー製を含む波長405nmの硬化性樹脂を使い、既存の3Dプリンターと材料では困難だった高度なアプリケーションの造形が可能になる。Preformには、材料に応じた検証済みの造形設定が登録されており、各パラメーターのカスタマイズも可能だ。

最新版「Preform 3.38」には、新たなプリント設定機能「Job Setup Card」と「Print Summary Card」 を搭載。画面の右上のサイドバーに追加されたJob Setup Cardには、これまでの「Job Settings」に加え、プリンターの情報が表示される。情報にはプリンターの名前、タイプ、ステータス、接続、材料、消耗品（ビルドチャンバー、レジンタンク）が含まれ、消耗品とJob Settingの材料に不一致があると、アラートで知らせてくれる。

詳細なプリント情報が表示されるPrint Summary Cardは、右側のサイドバーから切り離して、左下へ移動できるようになった。サイドバーのモデルリストの表示エリアが広くなり、プリントジョブの効率的な管理が可能になる。また、SLS（粉末焼結積層造形）方式3Dプリンター「Fuseシリーズ」向けに、プリント見込時間を細分化し、プレプリント時間、プリント時間、100℃までの冷却時間、追加冷却時間を表示するようにした。

他にも、ユーザーの要望を取り入れ、3Dモデルを15度ごとに回転できるアングルスナッピング機能を追加している。Preformには、ユーザーがコメントや要望を送信できるFeedbackボタンを設置しており、今後もユーザーの利便性を高めるアップデートを継続していく。