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SLA3Dプリンターで鋳物の原型が作りやすい「Clear Castレジン」を発売

Formlabsは2024年9月5日、インベストメント鋳造向けのレジン「Clear Castレジン」を発売した。

Clear CastレジンはFormlabsのSLA 3Dプリンター「Form」シリーズで使用可能で、鋳造用の原型製作向けに開発した。Clear Castレジンには灰分が少なく金属を含まないため、製作した原型はほぼ完全に焼失させられる。さらに熱膨張が非常に低いことから、設計寸法と原型実物の誤差が0.25mm以内になり、インベストメントの割れも防げる。

SLA 3DプリンターとClear Castレジンで、鋳造用の原型を作る手順は以下である。まず、ラティス構造生成ソフトウェアを使って原型の3Dモデルの内部をくり抜くなどをしながら、造形物が焼成時に焼失しやすい形状に整える。3Dプリンターで造形した原型は、「Formlabs Resin Washing Solution」で洗浄した後、「Form Cure」での乾燥させる。原型は鋳造ツリーに固定してスラリー(セラミックを水に溶かした状態)に浸してコーティングし、炉に入れて原型を燃やす。セラミック型が出来たら、いよいよ鋳込み(金属を注ぐ)を行って鋳造物を製作する。一連の工程説明は、以下の動画で見ることができる。

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