新しいものづくりがわかるメディア

RSS


FFF方式3Dプリンター「F200」を発表——多種類のエンプラに対応

Fusion3は、手頃な価格ながら商業グレードのパフォーマンスを提供するFFF方式3Dプリンターの新製品「F200」を発表した。予定小売価格は3299ドル(47万8400円)だ。

photo

F200は、熟練ホビイストやプロシューマーをターゲットに開発しており、多彩なエンプラでも高精度な造形が可能。同社が拠点を置くノースカロライナ州グリーンズボロで設計、加工、製造しており、これまで展開してきた3Dプリンターで定評のある優れた造形品質と速度を継承している。

photo

本体は高い耐久性と耐熱性を備え、最高温度はヒートベッドが140℃、プリントヘッドが320℃、チャンバー内は70℃だ。ダイレクトドライブエクストルーダーがフィラメントの流れを改善し排出精度を高め、ツールヘッドの両サイドに配置した冷却ファンがフィラメントの特性に応じた最適な空気の流れを作る。高い造形温度が必要なABS、ASA、ナイロン、ポリカーボネート(PC)フィラメントなど、150種類以上のエンプラに対応する。

photo

AIによる造形監視や不良検知機能を含め、クラウド接続サービスやインターネットを介さない安全な運用が可能。UFP(超微粒子)、VOC(揮発性有機化合物)を95%以上除去する活性炭HEPAフィルターを内蔵し、チャンバー内で空気を循環する。他にも、ビルドプレートへの定着を確実にするオートレベリングや1層目の造形補正、離れた場所からでもプロセスを確認できるリモートモニタリングやプッシュ通知機能(オプション)を搭載する。

photo

本体サイズは384×475×555mmで重さは22kg、最大造形サイズは256×256×256mm、最高造形速度は秒速500mmだ。5インチのタッチスクリーンを搭載し、スライサーソフトウェアはF3Slic3r、OSはWindows/Mac、ファイル形式はSTL、STP、OBJに対応する。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る