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ESP32マイコン搭載のWi-Fi対応小型ドローン「LiteWing」

Wi-Fi経由で制御する小型ドローン「LiteWing」がKickstarterに登場し、出資を募っている。

LiteWingはマイコンにESP32を採用し、3軸ジャイロスコープと3軸加速度センサーを組み合わせた6軸IMU「MPU-6050」を備えていて、安定性と姿勢を高精度で保つ。

LiteWing

LiteWingのサイズは100×100×45mm。動力には軽量なコアレスモーターを4個使用している。モーターはHブリッジ回路を通じて制御されていて、きめ細かな速度調整によってドローンの動きをスムーズかつ正確に制御している。また、回路を収納したミニマルなPCBフレームを全体の土台として使用しており、コンパクトなデザインに仕上げている。

初期のユニットは、表面実装部品(SMD)とホットプレートを使用して組み立て、手作業で1つずつはんだ付けしていたという。なお、Wi-Fiの周波数は2.4GHz帯のみ対応しているため、有効通信距離は約60mに制限されている。

LiteWing

専用のモバイルアプリを使用すると、スマートフォンのタッチ操作だけでドローンをコントロールできる。アプリは方向制御用の仮想ジョイスティックに加え、高度調整ボタンや速度制御ボタンも備えており、ドローンの離陸から着陸まで一連の操作を実行可能だ。

LiteWing

さらに、「Crazyflie」をベースにしたオープンソースのファームウェアを活用して、複数のLiteWingを同時に使用することも可能で、ドローン間の相互通信にも対応する。

LiteWingのKickstarter価格は、必要な部品が全てそろっている「Complete DIY Kit」が50ドル(約7300円)、組み立て済みLiteWing1機を含む「Ready to Fly LiteWing Drone」が60ドル(約8800円)だ。いずれもメールサポートと動画ガイドが付属する。日本への送料はComplete DIY Kitが25ドル(約3700円)で、Ready to Fly LiteWing Droneが20ドル(約3000円)。出荷は2024年11月を予定している。

LiteWingは2024年11月11日までクラウドファンディング中だ。目標額7500ドル(約110万円)は既に達成しており、調達資金はドローンの大量生産に加え、チュートリアルやリソースの開発に使用される予定だ。

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