同社はこれまでToroboの開発を進めてきたが、今回Toroboのシミュレーションモデルや使用方法をオープンソースで公開し、多くの人に利用してもらうことでロボット技術のさらなる発展を図る。

Isaac Sim、MuJoCoは、高精度な物理シミュレーターとして注目されており、ロボット制御やAIモデルの学習に適している。シミュレーターの多様なアセットを使用して、人型ロボットが作業するさまざまな状況、空間を再現できる。

公開されるモデルデータは、ロボットの形状や軸配置、重量、可動域を実物と同等に設定しており、現実に近い環境でのシミュレーションが可能だ。人型ロボットを実際に導入する前の性能評価にも活用できる。

なお、モデルはハンド付き全身、ハンドなし全身、ハンド単体の3種類で展開する。モデルデータはGitHubで公開され、各モデルの使用方法を解説したページも併せて公開される。