Wi-Fi/BLE接続対応パワーロガー「ESP32 Power Logger」——IoT機器の電源管理に
2024/11/25 06:30
Wi-Fi/BLE接続に対応したパワーロガー「ESP32 Power Logger」がKickstarterで出資を募っている。
ESP32 Power Loggerは「ESP32-S3-WROOM-1」マイコンを搭載し、リアルタイムでデータを取得して、デバイスの遠隔制御やログ監視などの機能をIoT環境に統合できる。分析や長期間のトラッキングのためにmicroSDカードにデータを保存可能だ。
また、「INA3221」電力モニタリングチップは0~26Vのバス電圧を検出し、3チャンネルによる電流/電圧の測定が可能だ。住宅や商業施設、産業環境でのエネルギー消費量のモニタリングや、産業オートメーションなどの用途にも応用できる。
フラッシュメモリー最大16MB、PSRAM最大16MB、2.0インチTFTディスプレイを搭載し、入出力インターフェースとしてGPIOピンやブレークアウトコネクターなども備えている。
ESP32 Power Loggerのサイズは56.01×88.99mm。プログラミング言語はCircuitPython、MicroPythonに対応し、Arduino IDEなど複数のプログラミング環境もサポートする。
ESP32 Power Loggerのキャンペーン価格は、単体で30ポンド(約5900円)。RFIDブレークアウトボード、PIRセンサーなどを含む「Basic Kit」は70ポンド(約1万4000円)で、「PiSquare」、RFIDブレークアウトボード、バーコードスキャナーモジュール「DE2120」搭載ブレークアウトボードなどを含む「Advanced Kit」は160ポンド(約3万1000円)だ。日本への送料は15ポンド(約2900円)で、出荷は2025年2月を予定している。
ESP32 Power Loggerは2024年12月5日までクラウドファンディング中だ。目標額500ポンド(約9万8000円)に対し、2024年11月19日時点で約1150ポンド(約22万5000円)を集めている。