Arduino Optaが信頼性の高いデータ交換を実現する国際標準規格「OPC UA」に対応
2024/12/04 06:30
Arduino公式ブログは、新たなライブラリーにより、マイクロPLC「Arduino Opta」シリーズが「OPC Unified Architecture(OPC UA)」に対応することを発表した。
OPC UAは、産業オートメーションなどで安全で信頼性のあるデータ交換をするために策定された、特定のプラットフォームに依存しないオープン規格だ。OPC Foundationが2008年に仕様を発表し、その後、本格的なIEC規格となり国際標準「IEC 62541」として詳細に定義されている。
「Arduino_OPC_UA」ライブラリーのリリースにより、Arduino Optaシリーズの製品をOPC UA対応デバイスとして使えるようになった。
Arduino公式ブログではArduino OptaにOPC UAを設定する方法について、スケッチを1つOptaにアップロードしてイーサネットネットワークに接続するだけだと説明している。
また、同ライブラリーにより、Arduino Opta拡張モジュールを接続していると、システム起動時にOPC UAオブジェクトとして自動的に検出して設定し、ネットワーク接続させることもできるようになる。
対応する拡張モジュールは、アナログ拡張モジュール「Arduino Pro Opta Ext A0602」、電気機械式リレー付きデジタル拡張モジュール「Arduino Pro Opta Ext D1608E」、ソリッドステートリレー付きデジタル拡張モジュール「Arduino Pro Opta Ext DS1608S」の3種類だ。
さらに、デフォルトのOPC UAサーバーを拡張し、Arduino Optaに接続したセンサーから収集したデータなどをOPC UAのプロパティとして追加することも可能だ。