Maslow 4.1は、以前fabcrossで紹介した、木工用ハンドルーターを利用するCNCキット「Maslow CNC」やセルフキャリブレーション機能を搭載したワイヤー吊り下げ式CNCルーターキット「Maslow4」の後継モデルだ。

Maslow4同様、ルーターの正確な位置決めにはDCサーボモーター4台と制御ボードを使用し、Z軸用にステッピングモーター2台を搭載している。本体との接続は、USB Type-Cケーブル、Wi-Fi、Bluetoothに対応しており、OSはWindows、Linux、Mac、iOS、Androidをサポートする。

今回のキャンペーンは、改良されたパーツ用の金型費用調達と生産再開に向けた最低発注量の確保を目的としている。Maslow4.1は、ファームウェアとハードウェアのアップデートにより、キャリブレーションプロセスの問題やソフトウェアのUIを改良したバージョンとなっている。Maslow 4.1自体のフルキットに加え、前モデルのMaslow4を購入したユーザー向けに2種類のアップグレード版も提供される。

Maslow4.1のキャンペーン価格は、フルキットが525ドル（約8万1000円）、Maslow4ユーザー向けフルアップグレード版は60ドル（約9200円）、ハードウェアのみのアップグレード版は35ドル（約5400円）だ。日本への送料はフルキットが100ドル（約1万5000円）で、アップグレード版はいずれも50ドル（約7700円）。アップグレード版の出荷は2025年1月、フルキットは2025年2月を予定している。

Maslow4.1は2024年12月12日までクラウドファンディング中だ。目標額1万6000ドル（約250万円）に対し、2024年11月27日時点で目標額を上回る約32万ドル（約4980万円）を集めている。