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フィラメント溶接ツールと3Dプリント製スプール巻き取り機でフィラメントの無駄をなくそう

フィラメント溶接ツール「Filament Welder」とフィラメント巻き取り機「Filament Winder」のセットがKickstarterで注目を集めている。

Filament Welderは異なる2本のフィラメントの両端をつなげて接合部分をサンディングすることで、1本のフィラメントにするツールだ。異なる色のフィラメントをシームレスに接続したり、短いフィラメントの切れ端をつなげて1本のフィラメントにしたりすることもできる。

Filament Welder and Filament Winder

対応フィラメント径は1.75mm径で、アルミ製ジグとカスタムツールヘッドを使用して余ったフィラメント同士を溶接すると、造形中にフィラメント交換をしなくてもすむようになるという。

フィラメントの両端を付属のPTFEチューブに挿入して固定し、はんだごてとフィラメント溶接ツールヘッドを使用して加熱、接着している。接続後はPTFEチューブを切り取る必要があるが、オプションとしてチューブを切り取るためのカミソリホルダーとガイドツールを自作できるSTLファイルも用意している。

Filament Welder

Filament Winderは組み立て式のフィラメント巻き取り機で、提供されるSTLファイルを使ってパーツを3Dプリントして組み立てる。ほぼサポートなしで3Dプリントできるように設計されており、複数のパーツを異なる色で造形できるので自分好みにカスタマイズできる。

PTFEチューブ100本を同梱するFilament WelderツールパッケージとFilament Winder用STLファイルのセット早期割引価格は79ドル(約1万2000円)だ。Filament Winder用STLファイルのみのキャンペーン価格は19ドル(約2900円)。出荷は2024年12月を予定している。

Filament WelderとFilament Winderは2024年12月20日までクラウドファンディング中だ。目標額4000ドル(約60万円)に対し、2024年12月7日時点で約3万5000ドル(約530万円)を集めている。

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