同製品を用いた学習では、初学者がオリジナルのロボットをハードウェア、ソフトウェアの両方の知識を持って開発できるようになることを目指し、多様な試行錯誤の経験が重ねられるようになっている。

同製品のマイコンボードに、STマイクロエレクトロニクス（STマイクロ）のSTM32を搭載したNucleoを採用した。エンコーダー付きギアドモーターと6軸IMUセンサーも搭載し、速度や角速度、位置、姿勢の計測制御ができる。

STマイクロの統合開発環境STM32CubeIDEによるサンプルプログラムや、ArduinoおよびC言語のサンプルを備え、MATLABにも対応している。はんだ付けの方法やプログラムの書き込み方、電子回路、走行制御などを解説した電子マニュアルも同梱する。

TraningTracer Ver.2の価格は4万5100円（税込）で、同社オンラインショップで販売中だ。

TraningTracerの旧バージョンは、既に企業での技術研修やインターンシップなどで活用されている。