同製品はマルチIMU合成技術を採用し、低バイアス変動と低ノイズ密度を達成した、SPRESENSE向けの6軸IMU（加速度／ジャイロ） Add-onボードだ。

16個の民生IMUを合成することでバイアス安定性は0.39 deg/h以下、ノイズ密度は1.0 mdps/√Hz以下と、地球の自転を検出できるほどの低ノイズ性を実現し、ジャイロコンパスの作成も可能だ。キャリブレーション済みで、2枚スタックにより最大32個のIMUを合成することで、さらに高精度な測定も実施できる。

また、複数IMUによる冗長信頼性により故障に強く、多数決論理回路によるリアルタイム異常値除去機能も搭載するなど、高いロバスト性も備えている。

ダイナミックレンジは～4000dps（ジャイロ）、～16g（加速度）。消費電流は最大50mA（2枚スタック時は104mA）、動作温度範囲は-20～65℃。寸法は50.0×20.6×9.1mm、重量は9gだ。

スイッチサイエンスのWEBショップでの価格は、4万6530円だ（税込）。なお同製品は日本国内向けとなっており、同製品を輸出したり非居住者に提供したりする場合、外為法等に従い必要な手続きを行う必要があるので注意が必要だ。