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イベントレポート

ものづくりのジャムセッション「大品モノラボ」に参加してきた

バイク未満のモビリティ「ORIEVE」
嘉数氏が作る作品はバイク未満のモビリティだ。ORIEVEは電車に載せられる電動バイクとして、折りたためる電動バイクの試作品。一人で簡単に折りたたみができ、バイクとして乗ることができる。これ以外にも靴に搭載する「街と共存する最小モビリティ」の開発や、電動一輪運搬車など夢あふれる試作品を複数手がけている。嘉数氏はエンジニアではない。経営システムを学ぶ学生でありながらこのような試作機を制作している。このコンセプトが面白いと思ってくれる人と一緒にプロダクトを作りたいと、仲間を絶賛募集中だ。

載せるだけの簡単ラジコン「のせラジ」
のせラジは、モーターを使った工作模型やおもちゃを何でもラジコンにしてしまう作品だ。電源とモーターの間にのせラジを設置するだけで、スマホ専用アプリを使って「正転」「逆転」「速度調整」といった操作ができる。子どもでも簡単に設置でき、アイデア次第でいろんなものをラジコンにできてしまう。Webサイトでは、のせラジを使ったカボチャボートなどの制作過程を動画で紹介している。

動きを記憶するロボ「カンダ」
カンダはKANDAロボティクスが開発するモーションロボットだ。円柱型の本体を壁に取り付け、スマホ専用アプリの操作によって、1軸の回転を記録し再生できる。会場では、木琴を演奏する動きを再生していた。カンダ3個を組み合わせることでX軸、Y軸、Z軸、すなわち3次元方向の複雑な動きを記録することも可能だ。ロボットデザイナーの星野氏は「使う人が自由に使い方を考えてほしい」と語る。

ものづくりバンドを組んでライブをしよう!

品モノラボのイベント会場は、参加者の熱気にあふれていた。展示作品はもちろん、それを試した参加者の興奮は作り手に伝播する。作品に刺激を受けて、パッとひらめいたアイデアはその場に居合わせたMakerの技術力と出会うことで新しいものづくりに繋がる。バンドには、いろいろなパートが必要なようにものづくりにもいろいろな特技を持った人が必要だ。それは必ずしも高い技術力だけではない。ものづくりに興味はあっても一人で作ることには限界を感じている読者は、一度品モノラボを訪れてみてはどうだろうか。そこではあなたにない特技を持った人と出会えるかもしれない。

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