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見て聴いて触って発見するデザインの楽しさ——「デザインあ展 in TOYAMA」(富山)

子どもたちのデザインマインドを育む番組NHK Eテレ「デザインあ」のコンセプトを、体験の場に発展させた展示「デザインあ展 in TOYAMA」が、2018年5月20日まで富山県立美術館で開催されている。2013年に東京で開催し好評を博した同展が更にバージョンアップした、子どもはもちろん大人も楽しめる体験型の展示だ。

人気番組を「観察・体感・概念」の観点で楽しく気付く

TV番組を体験の場として発展させた本展は、観察のへや、体感のへや、概念のへやという3つの展示構成で、身のまわりに意識を向け(見る)、どのような問題があるかを探り出し(考える)、よりよい状況を生み出す(作る)という一連の思考力と感性を、体験することで気付いてもらう仕掛けが散りばめられている。

《たまごの変身》最初は同じ卵でも調理の仕方が違えば全く違うゴールの姿になる。 《たまごの変身》最初は同じ卵でも調理の仕方が違えば全く違うゴールの姿になる。

「観察のへや」では、“お弁当、マーク、容器、からだ、なまえ”の5つをテーマに、それぞれがデザインによって私達とどうつながっているかを伝える展示となっている。

《あの手この手》道具の形と手の動きの関係性を観察する映像。最初に手の動きだけの映像が流れ、何の道具を使った動きかを考えさせる。 《あの手この手》道具の形と手の動きの関係性を観察する映像。最初に手の動きだけの映像が流れ、何の道具を使った動きかを考えさせる。
《器のモンタージュ》色々な器のパーツを組み合わせて、新しい容器を作る。 《器のモンタージュ》色々な器のパーツを組み合わせて、新しい容器を作る。
《「あ」のテーマ》形、発音、イントネーション「あ」という一文字だけでもさまざまな表現があることに気付かせてくれる映像作品。 《「あ」のテーマ》形、発音、イントネーション「あ」という一文字だけでもさまざまな表現があることに気付かせてくれる映像作品。

「体感のへや」では、展示室四方の壁面いっぱいに映し出される映像と美術館とは思えない迫力のあるサウンドで観客を360度取り囲み、音と映像でデザインを体験できる展示となっている。

《森羅万象》家紋のモチーフや構成要素を映像と音楽で表現している。 《森羅万象》家紋のモチーフや構成要素を映像と音楽で表現している。
《くうかんの入口》いろいろな幅と高さで、さまざまなかたち、はばのスケール感を壁に空いた穴で体験できる。人間はもちろんさまざまな動物や、一反木綿といったキャラクターのスケールを表した穴まで用意されている。 《くうかんの入口》いろいろな幅と高さで、さまざまなかたち、はばのスケール感を壁に空いた穴で体験できる。人間はもちろんさまざまな動物や、一反木綿といったキャラクターのスケールを表した穴まで用意されている。

「概念の部屋」では、空間、時間、しくみの3つをテーマに時間の流や人の動きをどのようにデザインを通じて感じているのかを考える展示となっている。

《ひと ひと ひと》日常のさまざまな場面の人と人との距離感を体感し考える展示。 《ひと ひと ひと》日常のさまざまな場面の人と人との距離感を体感し考える展示。
さて、これはどんな場面での人と人の距離感だろう? さて、これはどんな場面での人と人の距離感だろう?

展示を見ていると、日常の当たり前にある事物にこんなにデザインがかかわっていて、何気ないことが私達の生活を快適に豊かにしてくれていることに気付かされる。気付かされるといえば、本展では展示の説明板にはタイトルしか記載がない。作品が何を表しているのか鑑賞者に考えて気づいてほしい狙いがあるそうだ。

まだまだ紹介したい作品はたくさんあるが、本展は40の作品が展示されておりとてもここでは紹介しきれない、ぜひ会場で色んな体験と発見をしてほしい。

デザインあ展 in TOYAMA
会期:2018年3月21日(水)〜5月20日(日)9:30~18:30(入館は17:30まで)
会場:富山県立美術館(富山県富山市木場町3-20)
入場料:一般:1300円、大学生:950円、児童/小・中学生/高校生:無料
休館日:水曜日(5月2日、9日は臨時開館)
オフィシャルサイト:
http://www.design-ah-exhibition.jp/toyama/
主催:富山県美術館、NHK富山放送局、NHKエデュケーショナル、NHKプラネット中部、北日本新聞社

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