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新製品レビュー

使い勝手が進化した「ダヴィンチ 1.1 Plus」と低価格な「ハンドヘルド 3Dスキャナー」をレビュー

XYZプリンティングジャパンは2015年9月、3Dプリンタの新製品「ダヴィンチ 1.1 Plus」を発売した。価格は11万9800円(税込)と、3Dスキャナ内蔵の従来モデル「ダヴィンチ 1.0 AiO」と同じだったが、ダヴィンチ 1.1 Plus発売後にダヴィンチ 1.0 AiOの価格は9万9800円(税込)に引き下げられた。今回はダヴィンチ 1.1 Plusと同シリーズの初期モデルであるダヴィンチ 1.0との比較検証、および11月に発売したハンディタイプの3Dスキャナ「ハンドヘルド 3Dスキャナー」(2万2800円、税抜)の実機検証を、「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」でおなじみの東京メイカーの毛利さんの協力を得て行った。

外観の変化は少ないがネットワーク対応で接続性が向上

まずはダヴィンチの比較から。両機を並べて外観を見比べてみた。ダヴィンチ 1.0と1.1 Plusは筐体のサイズはまったく同じなので、リプレースを考えているならば単純に両機を置き換えるだけで済むだろう。外観の違いはカラーリングとフロントパネルくらいだ。

左がダヴィンチ1.0で右がダヴィンチ 1.1 Plus。1.1 Plusのフロントパネルには5インチのカラータッチパネルが搭載されている。 左がダヴィンチ1.0で右がダヴィンチ 1.1 Plus。1.1 Plusのフロントパネルには5インチのカラータッチパネルが搭載されている。
左がダヴィンチ1.0のモノクロ液晶パネル。右の1.1 Plusのカラータッチパネルでは表示される情報量が大幅にアップし、操作手順もいろいろと簡略化された。 左がダヴィンチ1.0のモノクロ液晶パネル。右の1.1 Plusのカラータッチパネルでは表示される情報量が大幅にアップし、操作手順もいろいろと簡略化された。

ダヴィンチ 1.0では、キャビネット内にヘッドから射出された不要なフィラメントを自動的に拭き取って溜めておくダストボックスがあったが、1.1 Plusでは不要なフィラメントはプラットフォームに吐き出されるのでなくなっている。

ダヴィンチ1.0にあったダストボックス(左)が1.1 Plusではなくなったため、キャビネット内部が少し広くなりメンテナンスがしやすくなった。 ダヴィンチ1.0にあったダストボックス(左)が1.1 Plusではなくなったため、キャビネット内部が少し広くなりメンテナンスがしやすくなった。

逆にダヴィンチ 1.1 Plusで追加されたのが、LANのインターフェース。ネットワーク機能はWi-Fi機能の追加と合わせて、特に強化されている。

ダヴィンチ1.0はパソコンとの接続はUSBのみ(左)だったが、1.1 PlusではLANコネクタが追加され(右)、有線LAN接続によるネットワークプリンタとしても利用できるようになった。 ダヴィンチ1.0はパソコンとの接続はUSBのみ(左)だったが、1.1 PlusではLANコネクタが追加され(右)、有線LAN接続によるネットワークプリンタとしても利用できるようになった。

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