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【カインズホーム presents】新社会人へのプレゼントに“お母さん等身大ハンガー”を作ろう!

春。出会いと別れの季節です。

ここにも、別れと出会いのドラマがあります。今年大学を卒業する岡本そらちゃんは、4月から新社会人として一人暮らしを始めます。

その先輩である大学院1年生の淺野くんは、彼女に何かプレゼントをしたいと思っていました。

一人暮らしの後輩のために、俺はつくる!

卒業間近、3月のある日。大学へ向かうバス停でたまたま会った2人。

淺野

「あ、そらちゃん。もうすぐ卒業だね。一人暮らしするんでしょ? 何かほしいものあるかな」

そら

「ん~、そうですね。やっぱり初めて一人暮らしするので、ちょっとさみしいかな。だからさみしさを紛らわすようなものがいいかも。あとは、実用的なものがいいですかね。でも家電製品はだいたいそろってますし……。淺野先輩のお気持ちだけでうれしいですよ!」

淺野くんは、その後も何をプレゼントしようか考えました。一人暮らし、さみしい、実用的……。そこで彼はひらめきました。

そらちゃんのお母さんを撮影&3Dスキャン

淺野

「そうだ。お母さんに協力してもらおう!」

淺野くんは、早速洋菓子店を経営しているそらちゃんの家をこっそり尋ねました。

 

淺野

「お母さん。そらちゃんにあるものをプレゼントしたいので、ちょっと協力していただけませんか? もちろんそらちゃんには内緒で」

母

「あら、淺野くんお久しぶり。え、なになに? 私は何をしたらいいのかしら?」

お母さんも、そらちゃんが一人暮らしをすることに少々不安を感じているとのことで、淺野くんの申し出に快く応じてくれました。

早速淺野くんは、お母さんの全身写真を撮影します。

お母さん、ノリノリですね……。そして、次に顔を3Dスキャンします。

母

「淺野くん、いったい何を作るの?」

淺野

「はい。そらちゃんのさみしさを紛らわしつつ、実用的で、防犯にも役立つものにしようかと思っています」

母

「そんな便利なもの作れるの? さすがねー。楽しみにしてるわー」

淺野

「そらちゃんにはくれぐれもご内密に……」

母

「わかってるわよー。あ、お菓子持っていきなさい。うちのお菓子おいしいわよー」

淺野

「ありがとうございます。それでは、ご協力ありがとうございました」

 

ということで、お母さんの撮影&顔スキャンは完了です。さて、淺野くんは何を作るのでしょうか?

カインズ鶴ヶ島店で作業開始

淺野くんがやってきたのは、埼玉県鶴ヶ島市にあるカインズ鶴ヶ島店です。ここには、DIYが行える作業スペース「CAINZ工房」が併設されています。

このCAINZ工房は、カインズで木材などの材料を購入すると無料で使用可能です。

かなり広々としていて快適ですね。

ペイントルーム、金属加工ルーム、溶接ルームもあります。淺野くんのお目当ては大型切削機である「ShopBot」です。ホームセンターにShopBotを置いているところはかなり希少です。

180cmの木材を切り出せるShopBotの威力を見よ!

早速、淺野くんは岡本さんのお母さんの等身大パネルを切り出す模様。180cmの木材を切り出すには、大型のShopBotが必要だったのです。

輪郭の切り出しには2時間ほどかかります。そして、顔や胴体部分の掘り出しに4時間。合計6時間ほどかかりました。その様子をタイムラプスで撮影した様子がこちら。うーん、かなり大掛かりですね。

切り出しが終わったら、工房のスタッフさんと2人がかりで取り外します。

こんなものが出来上がりました。大きいですね。さて、これがどうなるのでしょうか。

また、先日3Dスキャンした岡本さんのお母さんの顔データを使い、スタイロフォームを切削しました。なお、CAINZ工房では通常は3D切削サービスは行っていませんが、今回は特別ということでやっていただきました。ありがとうございます。

こちらは色を塗っていきます。

顔部分は完成です。あとは体の部分を組み立てます。

胴体部分に、板に黒板用塗料を塗ったものをはめ込みます。

顔部分には鏡をはめ込みました。

腕をネジで留めます。なぜか腕が2本ありますが……。

足もはめていきます。足も片足2本、合計4本になっています。

なんかすごいのができましたね。これ何でしょうか……?

足元の補強も怠りません。これでだいたい完成のよう。淺野くんは、早速ひと足早く一人暮らしを始めたそらちゃんの部屋へ向かいました。

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