トヨタ、自動運転技術を2010年代半ばに実用化へ
2013/10/22 18:00
トヨタ自動車は2013年10月11日、自動運転技術を利用した、高速道路における次世代の高度運転支援システム「オートメイテッド ハイウェイ ドライビング アシスト」(AHDA)を開発したと発表した。
AHDAは、ミリ波レーダーによる車間距離検知に加えて先行車両と無線通信して加減速情報を利用しながら追従走行する「通信利用レーダークルーズコントロール」と、全車速域で道路の白線などをカメラやセンサーで検出して算出した最適なラインを走行するよう操舵を支援する「レーントレースコントロール(Lane Trace Control)」との連携により、安全運転の支援や運転負荷の軽減を行う。同社では2010年代半ばを目標に商品化する予定。
また、トヨタは2013年10月14日から18日まで開催された「第20回 ITS世界会議 東京2013」(主催:ITS世界会議東京2013 日本組織委員会)にAHDAを出展すると共に、首都高速道路で公道デモを実施した。
トヨタでは今年1月に米国ネバダ州ラスベガスで開催された「2013 International CES」に出展した実験車などを活用し、自動運転の研究を通して得られた先端要素技術や知見を利用することで、同システムの早期実用化を推進する方針だ。