新しいものづくりがわかるメディア

RSS


ARとVRを現実と結びつける眼鏡型デバイス「castAR」、Kickstarterで目標の40万ドル超え

ゲーム会社Valveの元社員であるJeri Ellsworth氏とRick Johnson氏が設立したTechnical Illusionsでは、仮想現実(AR)とバーチャルリアリティ(VR)の新しいシステムとなる「castAR」を開発。クラウドファンディングのKickstarterで、募集開始後1週間を待たずに目標の40万ドルを超え、約58万ドルを集めている(10月23日時点)。

「castAR」は、超小型のプロジェクターが搭載されたメガネ型のデバイスだ。装着者は左右のプロジェクターで投影されたホログラフ3Dによって立体画像を見ることができる。

また、ヘッドトラッキング機能を搭載し、装着者の動きに合わせて映像も変更できるため、実際に目の前にその物体があるかのように、視点を変えてのぞき込むことができる。

さらに「castAR」の大きな特徴は、リアルと仮想をつなぐことができる点だ。投影された立体画像をただ見るだけでなく、その立体画像に対して操作が行えるのである。それを可能にするのが、「Magic Wand」と「RFID Tracking Grid」の2つ。例えば、「castAR」を装着して遊ぶバーチャルなボードゲームにおいて、「RFID Tracking Grid」によってひとつひとつの駒を識別し、「Magic Wand」を使ってその駒を動かすことができる。

Kickstarterでの出資は11月14日まで受け付けている。189ドル(約1万8400円)以上出資すると、「castAR」を手に入れることができる。出荷予定は2014年9月、米国外への追加送料は80ドル。

関連情報

おすすめ記事

 

コメント

ニュース

編集部のおすすめ

連載・シリーズ

注目のキーワード

もっと見る