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経産省「新ものづくり研究会」第2回会合で3Dプリンタの活用事例について意見交換

経済産業省は2013年10月29日、「新ものづくり研究会」の第2回会合を開催した。主に民間企業での3Dプリンタの活用事例を紹介し、導入のメリットや課題について意見が交わされた。

新ものづくり研究会は、3Dプリンタに代表される新しい技術の、製造業における活用法について有識者が議論するもので、10月15日に第1回が開かれた。 第1回目の会合では3Dプリンタの発展・開発の方向性やデジタルファブリケーション技術などの新たな技術の活用や、人材の育成、知的財産などの環境整備について話し合われた。

第2回目の今回は、民間企業での活用事例として、鋳物の試作における株式会社コイワイの事例を紹介。 同社によると、木型業者の後継者不足や若手の人材確保などを背景に2007年に3Dプリンタを導入。主に自動車部品の鋳造に活用され、従来の木型工法の10倍のスピードで造形可能になった他、作業環境も改善し、若手人材の採用にも貢献した。 その一方で従来の工法と比較して、装置・材料ともにコストが高いことや、積層圧や速度、積層条件などの設定の自由度が低いことなどが課題として挙げられた。

第3回会合は11月12日開催予定で、年内に報告書をまとめる予定。

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