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Arduino互換で“音を鳴らす”「Touch Board」、Kickstarterの資金募集数日で目標1万5000ポンド超え

Bare Conductiveは、Arduino互換のオーディオマイコンボード「Touch Board」の資金調達をクラウドファンディングのKickstarterで2013年10月29日から開始した。3日で目標の1万5000ポンド(約236万円)を大幅に超え、10月31日現在で約2万3800ポンド(約375万円)を集めている。

Arduinoは、オープンソースの8ビットマイコン搭載ハードウェアおよびArduino言語と統合開発環境で構成されているが、初心者にはやや難しいとも言われている。Touch Boardでは、Arduino互換のデバイスを、より簡単に扱えるようにしている。自由なプログラミングはもちろん可能だが、まったくプログラミングしなくても使える。またArduino用シールド(アドオンボード)も利用できる。

Arduino互換のデバイス

Touch Boardは身の回りのさまざまなものをセンサにして、手で触れる、あるいは手を近づけることで音を鳴らすことができる。鳴らす音に関しては、MIDI機器やMP3プレイヤーにつないで演奏させたり、microSDカードに保存した音声データを再生できる。

たとえば導電性のインクを使って絵を描けば、その絵をタッチセンサにできる。ピアノの絵に触れたときはピアノ曲を、ギターの絵に触れたときはギター演奏を流すといったことが可能だ。

また、タッチセンサとしてだけでなく、近接センサーとして働かせることも可能。microSDカードにいくつかのドラムの音を保存しておき、写真のようにドラムを模した円形の近接センサにそれぞれの音を対応させておけば、空中で手を動かすだけで演奏できるドラムを作れる。

なお、センサには導電性インク以外にも、金属箔やクギ、導電繊維など、導電性のあるさまざまな物体を用いることができる。

Kickstarterでの出資は11月28日まで受け付けており、45ポンド(約7000円)以上出資するとTouch Boardを手に入れることができる(日本に送ってもらうためには送料が5ポンドかかる)他、Bare Conductiveのメンバーと一緒にワークショップを行える2000ポンドのコースなどもある。

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