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中判フィルムカメラをiPhoneでデジタル化するキットがCAMPFIREで資金調達成功

ビンテージカメラ「ハッセルブラッド」をiPhoneでデジタル化するキット「Badass Cameraシリーズ、HASSELNUTS/ハッセルナッツ」がクラウドファウンディングサイトCAMPFIRE資金調達成功。目標額の2倍を超える120万円以上を得て調達を終了した。

 同キットは世界で初めて中判フィルムカメラ「ハッセルブラッドV-system」をiPhoneでデジタル化するマウントキット。ハッセルブラッド V-systemはプロ向けのカメラのため、デジタルカメラとして使うための専用製品もあるが、非常に高価で一般ユーザーが気軽に使えるものではなかった。HUSSELNUTSは、V-systemカメラにおいて中判フィルムを納めていた部分をiPhoneに置き換えて低価格でデジタル化する。

撮影ではシンクロシャッタープログラムを採用し、HASSELNUTSが本体側のメカシャッターの振動を感知し、iPhoneのシャッターを切る仕組み。絞りはレンズ側で設定し、露出はアプリ側で設定する。この仕組みによってV-systemカメラの機能美や操作感はそのままに、デジタルカメラとして撮影できる。iPhoneをはめ込むHUSSELNUTSのプロトタイプ制作には3Dプリンタを活用した。

開発したアンビバレントは、世界中のデザイナーとプログラマーが参加する団体で、集めた資金は、HUSSELNUTSを完成させると共に、国際特許取得や生産に向けた取り組み、イベント出展費用などに使うという。

HUSSELNUTSを正規に販売開始した後は同社サイトで販売予定で、価格は3万4800円を見込んでいる。

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