ストラタシス、小規模歯科医向けに矯正器具製作専用の3Dプリンタを発表
2013/11/21 18:00
ストラタシス・ジャパンは2013年11月18日、小規模歯科矯正ラボおよび歯科診療所向けに設計された3Dプリンタ「Objet30 OrthoDesk」を発売すると発表した。
CADデータや3Dプリンタを使ったデジタル歯科矯正は、矯正器具を提供するまでの時間を大幅に短縮できたり、鋳型を保管する場所を不要にできたりするなどの利点があるが、3Dプリンタが高価なことから大規模な歯科矯正ラボで利用されてきた。
Objet30 OrthoDeskは、比較的安価で扱いやすく、机の上に乗るサイズで、高精度な歯科矯正用の鋳型を簡単に作成できるため、歯科矯正医はCADファイルから鋳型作成までデジタル化されたデジタル歯科矯正が可能になる。
Objet30 OrthoDeskには、封入式カートリッジに詰められた専用の歯科プリントマテリアルが付属。PolyJet 3Dプリントテクノロジーにより、マテリアルを射出し超精細レイヤーを形成して、スムーズで精確な鋳型を出力できる。ストーン鋳型、歯科矯正器具、挿入および位置決めトレイなどを従来よりも大幅に早く正確に作成できる。
Objet30 OrthoDeskの仕様は、トレイサイズ300×200×100mm、積層ピッチ最小28μm、解像度はX、Y方向が600dpi、Z方向が900dpi。筐体サイズは幅825×奥行き620×高さ590mm、重さは93kg。